2011年12月17日土曜日

行ってきました。 第42回 東京モーターショー2011 Prat,1


閉幕から1週間が経ちメディアでの東京モーターショーネタも落ち着いてきました。

ところで、世界3大モーターショーと言えば・・・。

1、デトロイトオートショー(アメリカ)
2、フランクフルトモーターショー(ドイツ)
3、東京モーターショー (もちろん日本!)

今は、どうなっているんでしょうね・・・?

もちろん行ってきました(2回ほど)。  様々言われましたが、とにかく沢山の人に来てもらわないと何も始まらないので累計入場者数の合計842,600人と前回よりも37%アップで目標を大きく達成したことは、一先ず良かった!と言えます。 
関係者の皆さん、おめでとうございましたー!


会場を歩いていて、ふと思ったのが、東京モーターショーと言えば・・・
 すげ~!
 でけ~!
 カッコイイ!
 欲しい~!
 速そ~!
 うおぉー!エンツォだー!
乗りて~!
※第39回東京モーターショーより

昔は、こんな事を叫んでいましたね・・・もう、こんなクルマを見たければ、中国か中東に行くしかないですね(笑) 彼らだって売れる市場にPRするのが仕事ですから・・・。

実際、中国ではフェラーリが今年、6ヶ月で400台近く売れたと聞きます。

私は、スーパーカー世代なもので(笑) 今回のモーターショーでスーパーカーや超高級車が見れなかったのも寂しいと感じました。

しかし、世界に向けての東京モーターショーの有り方が決まった様に思えました。

これからのクルマの新しい価値観や付き合い方を、住宅メーカーや新素材メーカー、電機メーカー、通信会社が一緒になって世界に発信するモーターショーとして見れば、これほどワクワクするモーターショーは無いと思いました。


と言う事で、まずはここからスタートなんですよね! トヨタさん(笑)

Part,2 Prat,3に続きます。


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行ってきました。 第42回東京モーターショー2011 Part,2

私が商売を生業としているカーアフターマーケット業界・ディティーリング業界的に今回、興味を惹かれた事が2つありました。

1つ目は、この塗装でした・・・。


すでに経験されている施工店の方もいらっしゃるかと思いますが、触ってみてもツルツルしないこの艶消し塗装、当然、汚れたり、洗車キズも入るだろうし、ウォータースポットだって付くでしょう・・・。
そうなった場合は「磨き屋さん」の登場なのですが・・・

ポリッシャーで磨けば艶が出てしまう・・・?

でも、バフ目を気にしないで磨けるから良いのか・・・?

コーティング剤だって艶の出るものは使用できない可能性もあるし・・・。

気になることだらけで、流行るかどうかは別にしても、色々情報を収集したいと思います。

経験された方や意見がある方は是非ともご意見を伺いたいと思います。


2つめは「樹脂ウィンドウ」でした・・・。
樹脂ウィンドウの普及とカーフィルムの需要については、私は以前より言っていましたが、コストや耐久性などから考えるとそうそう近い将来に全てが樹脂になってウィンドフィルム施工が衰退する事はないと考えています。

参照
http://earthnoal.blogspot.com/2009/10/blog-post.html
http://earthnoal.blogspot.com/2010/03/2010.html
http://earthnoal.blogspot.com/2011/02/3.html

しかし、樹脂ウィンドウは見る度に精度が上がっています。

私:
「実際にどの辺まで樹脂ウィンドウを採用できればとお考えですか?」

メーカー説明員:
「はい!ゆくゆくは全ての窓を樹脂ウィンドウにしていきます!」

私:
「では、何年先に全面が樹脂ウィンドウのクルマが出現しますかね?」

メーカー説明員:
「・・・それはまだ、判りませんが・・・。」
もし、樹脂ウィンドウが一気に普及するとしても新しい施工サービス(例えば研磨やコーティングなど)が出てくるでしょう。

カーアフターマーケット業界は、今までアイデアをお金に換えてきたし、これからもアイデアさえあれば、出来る事(商売)の多い業種だと思います。

今回、東京モーターショーに来て、今まで以上にこの業界の将来がとても楽しみになりました!


Prat,3に続きます。

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行ってきました。 第42回東京モーターショー2011 Part,3


クルマとの付き合い方やアフターマーケットの将来の事など、様々な事を感じ取る事の出来た今回のモーターショーですが、恒例?となっている、 独断と偏見と勝手に決める「アスナル賞」を決めなければなりません。 今回は東京モーターショーと言う事で4つの賞を差し上げたいと思います。

まず、「心の底から残念!」賞
「やっぱりホンダ!」・・と、雑誌で見てワクワクしましたが、実際に見てみると、全く開発する気のないオーラが出まくりで、予算が大幅削減されたのか、ショーの穴埋め的に急ごしらえしたのか・・・よくこんな、ドンガラ「張りぼて」を出してきたかと思うとホンダのこれからが心配になりましたよ。

「確信的だな・・」賞
時期EVスポーツ、環境にも配慮したスポーツカーだとか言って、会社の役員を上手く丸め込んで予算の引き出しに成功したのでしょう(笑)、キレイ事を並べていますが、これは間違いなく時期「フェアレディZ」だと断言します。  開発担当者は、やりたい事やる為に「腹芸」も必要なんでしょうね(笑)

「本当に頑張って下さい!応援するから!」賞

最近、変なクルマのCMばかり見ていたので、マツダのブースの大画面でこれを見た時、ちょっと涙腺が緩んじゃったんですよね(笑)  人に訴えるCMはこうでないといけませんよね、実際にCX-5は、超辛口のヨーロッパのクルマ雑誌で高評価だし、個人的には時期ロードスターは本当に気になってしかたありません! 

そして、今年最後の栄えある「アスナル賞」は・・・・
小糸工業のコンセプトカーに決定しましたー! おめでとうございます! 小糸工業は素晴らしいアイデアで、明らかに大手の自動車メーカーよりも小さなスペースで負けない位のインパクトのあるブースで自社の商品を効率よくPRしていました。

??とお考えのアナタ、この写真だけではこのコンセプトカーの凄さは判らないのでタネ明かしをしますと・・・。











どうですか、このアイデア最高です。 私もいつか真似したいなと思いました(笑)。

自動車業界は色々と斜陽的な事を言われていますが、今回、一緒に観に行った方々も「楽しかった!良かった!」と言っていましたし、私も本当に良かった思っています。 今回のモーターショーに尽力した皆様、お疲れ様でした! 次回の東京モーターショーも必ず行きますよー!


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2011年12月12日月曜日

行ってきました。 谷保天満宮 旧車祭

東京モーターショーの話が先だろ!と言われそうですが、個人的にはコッチの方が好きだし、モーターショーネタは様々なメディアで観る事が多いので、もう少しあとで、つづりたいと思います・・・とにかく、眩しいくらいの秋晴れの中、いつもの奴らに誘われて行ってきました。

谷保天満宮旧車祭

菅原道真公を御祭神とする谷保天満宮は、明治41年8月1日、有栖川宮親王殿下の先導により、日比谷公園から谷保天満宮を目的地とした「自動車遠乗り会(とおのりかい)」いわゆる日本初のツーリングが行われ、クルマとは非常に縁の深い神社なのです。










今回、特に心惹かれたのが「オースチン・セブン」でした。  その昔、様々なボディを架装されてたり、開業医の先生達の往診に重宝されたと聞きます。  小さな車体に小さなエンジン、十分に運転を楽しむ事の出来るサイズだと思います。 
白いボディに、赤いワイヤーホイール、シンプルで上品な赤いレザーのコクピットも全くいやらしさを感じません、あぁ~・・運転してみたい・・・。


そんな、歴史ある旧車祭の中から独断と偏見と勝手に決まる「アスナル賞」を決めなければなりません、今回は、オースチンセブンと言いたい処ですが・・・この日、男達の視線を引き付けた、この「1931年製クライスラープリモス」・・・

ではなく、ラジエターの先端に鎮座していたオーナメントに決定しましたー!(笑)
どうです!? なかなかの美女でしょ!形も良くて(どの辺が!?)


先日に行った桐生もそうなのですが、日本には100年を越えるカークラブがあります。 それに、神社の境内にこれだけのクルマを並べる事が出来るのは、谷保天満宮の懐の深さと「文化」だと思います。 

御祭神の菅原道真公、かなりの「クルマ好き」に違いないと思いましたよ(笑)。

2011年12月2日金曜日

クルマは友達

私は、トヨタの新キャッチコピー 「FUN TO DRIVE AGAIN」 に違和感を抱いていました・・。


ドライブ(運転)の楽しさはいつの時代も不変であって、車種や行き先に関係なく楽しむ事ができるはずなのに、なぜ今「AGAIN」を付けるのか・・?

そんな折、インテグラ・タイプRで現れた彼が、私のモヤモヤした気持ちを一瞬にして消し去ってくれました。


クルマがつぶやくSNS「トヨタフレンド」の狙い
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/23/news118.html


私:
「どういうこと?」

彼:
「これからクルマはさらに「ナイト2000」の様に喋ったり、会話を楽しんだりできるんです。」

私:
「SNSを利用してよりクルマと会話を楽しみ、より仲の良い友達になろうという技術なんです。」

彼:
「プリウスPHVから採用されますが、今後クラウド技術の向上により、より多くの情報を共有して、クルマのメンテナンス情報の発信だけでなく、クルマ同士の情報交換で、より細かい道路状況を伝え合ったり、各々のクルマの個性を発揮する事が可能になるはずです。」

私:
「すごい!じゃあ!クルマが「そろそろ洗車して!」「ボディを磨いて!」とか言うようになるの?」

彼:
「・・・汚れを感知するのは今は難しいですが、そういう事も言えたらもっと身近になりますよね。」

私:
「今のクルマにも後付けできれば良いのに。」

彼:
「それは、可能でしょうね。」


これは、面白いシステムだ! 特にカーアフターマーケット業界にとっては先のある素晴らしいシステムではないでしょうか。 


「カッコ良い」や「面白い」などの基準は年代や時代により大きく変化します。  インターネットの出現で、細分化された趣味趣向に対応できる世の中になったし個性を発信できるし、世界中の友達と繋がる事ができるんだから、クルマとだって楽しく会話が出来るはずです。


自動車メーカーは、カッコ良いクルマや便利なクルマをもうすでに販売しているんだから、いまさら、そんなコンセプトで開発しても過去の作品のリバイバルにしか見えないのだと思いますよ。


いよいよ、12/3(土)から第42回東京モーターショーが一般公開されます。

昨今の自動車業界は色々と斜陽的な事を言われていますが、私は業界の端くれとして必ず行こうと思っています。 それが責任だと思うので・・・。