2012年1月10日火曜日

君の名は・・・silvia


いつもお世話になっているアークの平井さんのガレージに納品に行った時、初代シルビアが入庫されていました。

シルビアは、観る機会は多かったので先日のトヨタ2000GTほどの驚きはなかったのですが、何気に眺めていると、このクルマの美しさを演出する巧妙なデザインにウットリしていました・・・。

継ぎ目が少ないので、とてもスッキリしています。 でもノッペリ(平坦)していません。

許可をもらって座らせてもらいましたが、高級感はないのですが、メーターからスイッチ類が一つ一つが丁寧に創り込まれています・・・心の乱れが落ち着く感じで、なんだか良いんですよね・・・動かさなくてもずっと座っていたいと思わせます。


この小粋な照明装置は「ルームライト」ではなく 「MAP LANP」と書いていました。

この、フロントフェンアーからつまみ出した様なプレスラインがこのクルマの美しさを決定付けています。

前後の直線的なプレスラインが中心で上手く絡まっているのでデザインの破綻がなく、とてもスッキリしています。 

ドアノブも上手く溶け揉んでいますね。今のクルマが考えてほしい部分です。


継ぎ目を極力減らしたデザイン・・・給油口も上手くトランクに溶け込んでいます。


シルビアの意味を調べると・・・
[Silvia] ギリシャ神話に登場する清楚な乙女の名前

今では、日産の「シルビア」と言うとS13など走りのクルマというイメージがありますが、名と体が一致しているのは、初代だけの様な気がします。 

このシルビアのデザイナーは、日本人です。 当時、日産のコンサルタントをしていたドイツ人デザイナーの助言を受けながら出来たデザインなのですが、この美しいクルマに相応しい名前を考えた時に閃いたのが「シルビア」だったのでしょう・・・ピッタリですよね!

何処かのメーカーみたいにクルマの名前すらマーケットリサーチで決めてしまうのとは全く訳が違います。


シャシーは「フェアレディ(SP311)」なのですが、被せたボディが「シルビア」とは、なかなか粋ですね(笑)。


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